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『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』

2003年/仏
原題:Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran
製作:ローラン・ペタン/ミシェル・ペタン
監督:フランソワ・デュペイロン
脚本:フランソワ・デュペイロン/エリック・エマニュエル・シュミット
原作:エリック・エマニュエル・シュミット
撮影:レミ・シェブラン
美術:カティア・ヴィスコップ
衣装:カトリーヌ・ブシャール
出演:オマー・シャリフ(イブラヒムおじさん)/ピエール・ブーランジェ(モモ)/ジルベール・メルキ(モモの父)/イザベル・ルノー(モモの母)/ローラ・ナイマール(ミリアム)/アンヌ・スアレス(シルヴィ)/マータ・ギャバン(ファトゥ)/セリーヌ・サミー(エヴァ)/イザベル・アジャーニ(映画スター)/ギヨーム・ガリエンヌ(自動車販売員)/ギヨーム・ランヌー(ディレクタ)/マヌエル・リーヴレ(Manuel Le Lievre)(自動車教習所教官)/Daniel Znyk(警察官)/Francoise Armelle(女教師)/Sylvie Herbert(試験官)/Claude Merlin(公証人)/Pascal Vincent(古本屋)/Tessa Volkine(ミリアムの母)/Marie-Sophie Ahmadi(ナディア)/Maryse Deol(管理官1)/Gerard Bole du Chaumont(管理官2)/フランソワ・トゥマルカン(管理官3)/Sylvie Debrun(管理官4)/Onder K. Acikbas(バイクに乗った人)/Jeremy Sitbon(8歳のモモ)/エリック・カラヴァカ(30歳のモモ)

*****

@シネプレックス

ポスターにつられて観た(笑)。

だって、ポスターにイザベル・アジャーニの名が3番目に載っていたんだもん。(←ミーハー)
最初がオマー・シャリフで、二番目は、多分この少年。で、三番目。

しかし、彼女は、街頭に立つおねえさん方から「下品」と陰口をたたかれ、水で5フランを騙し取られる映画スター役として、ほんの一瞬しか出て来ない(;_;)。

イザベル・アジャーニ、1955年生まれ、2003年当時48歳。…のはずなのに…(--;)。
何ですか、この若さは?
化け物ですか?
役柄上、厚化粧なんだけど、どう見ても20代。
はっきり言って、私より若い…(--;)。(←比ぶべくもない)

*****

ミーハーな期待は裏切られたと言っても良いんだけど、観て良かったなと思った。

おねえさんが街頭に立つパリの裏通りで、パパ曰く「アラブ人のお店」を経営するトルコ人イスラム教徒のイブラヒムおじさん。
父親と2人暮らしの生活に、ある種の問題を抱えたユダヤ人少年(やりたい盛り)のモイーズ。
主に、この2人の交流を描いている。

「世界の縮図」パリではあるが、よりによって、イスラムとユダヤって、ある意味深い設定ではなかろうかと思う。
イブラヒムおじさんは、モイーズを「モモ」と呼ぶのだが、モイーズはモーゼの意、モモはモハメッドの略称。

そのことだけとっても、単に、個人対個人の「心の交流」以外のものも描かれているのかも知れないとも思う。
フランスは、移民を多く受け入れているし、陸続きで多くの民族がいる大陸での事情というのは、難しい。
何の知識もないわたくしごときが語ることもない。
理解できないことは、ちょっと悲しいけれど…。

*****

説教臭くなりがちな内容なんだけど、鼻白むこともなかった。

音楽も楽しいし、ちょっとしたユーモアもある。
イブラヒムおじさんは、なかなか素敵な人だし…。

最後は、哀しさと幸福感を同時に得て、涙が流れた。

*****

各々の人の描き方が細かくて、すごく興味深いものがあった。

私が殊に興味をひかれたのが、モモの父親。
どうやら、離婚しているらしい。
うん。この人との結婚生活は大変だろう。離婚するのも分かる、分かる(-_-)ウム。
何の仕事をしているか分からないが、あまり稼いではいないらしく、父と子と生活するのがやっとらしい。
もう、規律だらけで、堅苦しくて、モモを兄ポポル(母親が引き取った)と比べてばかり。
ちっとも子供のことなんか考えようとしない。
…と、最初は描かれている。

そうそう。そんなパパには、あんなものとか、こんなものを食べさせちゃえ~!

>>>>>(ネタバレ)>>>>>

だが、ある日、仕事をクビになって帰宅する。
明日から職探しと言いつつ、全財産を残し、失踪する。
なんとか(気侭に?)一人で暮らすモモ。
そこに、警官から「お父さんが列車に轢かれて亡くなった。自殺らしい。」という知らせが入る。
父親の死を知り、母親がモモを引き取りに来る。
そこで、モモは、兄ポポルが実在しないことを知る。

子供の笑顔にも関心を示さない、つまらない人間と思っていた父親が、実は、本当は弱い人間だったんだ…。

子供を残して失踪するなんて…とも思うが、たった一人の家族にさえ、弱さを見せられなかったのかも知れない。
理想の息子像ポポルを引き合いに出すことで、親としての威厳を保っていたのかも知れない。
笑顔に無関心だったのも、子供と接する術を知らなかったのかも知れない。
モモにとって、父親と一緒にいる家が窮屈だったように、父親にとっても窮屈だったのかも知れない。

挙げ句、遠く離れた場所での自殺。

父親の行動に隠された、心の葛藤を想像する。
とても脆く、悲しい人に思える。


<<<<<
*****

モモ役のピエール・ブーランジェ、なかなか良い男になりそうで、期待期待♪(←やっぱりミーハー)

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